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⑦ プライベートアドレスと、グローバルアドレスを知る!

IPアドレスは、パソコンなどのネットワーク機器をつなぐ電話番号やアドレスのなようなものです。プライベートで利用するネットワークでは、自由にアドレスを設定できますが、グローバルで利用する場合は、電話の市外局番に相当するグローバルアドレスの設定が必要になってきます。

パソコンや汎用機などを接続するネットワークには、様々なプロトコルがあります。今ではインターネットに接続するIPアドレスが最もポピュラーで一般的です。IPアドレスを大きく分けると、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの2つがあります。

グローバルIPアドレスは、インターネットを経由して世界中で利用することができるユニークなIPアドレスです。グローバルアドレスは、プロバイダーが用意した有償のアドレスで、固定のアドレスをで提供するサービスと、接続するごとに使われていないアドレスを自動に割り当てる2つのサービスがあります。

もう一つのプライベートIPアドレスは、事業所や家庭のLANで利用されているIPアドレスです。アドレスが重複しないように自由に設定することができます。設定方法は、手動で設定できますが、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol) サーバーで、自動にIPアドレスを割り当てて設定することもできます。 DHCP サーバーは、PCやネットワーク機器で構築することができます。


インターネットに接続する時は、社内で使用しているプライベートアドレス (ローカルアドレス) をユニークなグローバルアドレスに変換することが必要になります。グローバルアドレスの設定ではNAT (Network Address Translation)の機能を備えたルーターを利用します。NATは、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換します。尚、社内のネットワークにグローバルIPアドレスが使用されている場合は、 NAT は必要ありません。

家庭で利用するブロードバンドのFTTP(光回線)や ADSL では 、PPPoE の仕組みを使ってグローバル IP アドレスを取得することができます。一見、PPPoEを利用するとNATの設定が不要に思えますが、実はプロバイダーが予めネットワーク機器でNATの設定を行っているのです。具体的には、PPPoEでユーザー ID とパスワード認証を行なうと、空いているプロバイダーのグローバル IP アドレスが割り当てられる仕組みになっています。

また、CATV 回線では、 グローバル IP アドレスの割り当てにDHCP サーバーを使ってます。PPPoE は、本人認証をしてから IP アドレスを割り当てるのに対して、DHCP ではネットワークにつながった時に、IP アドレスを割り当てていることがブロードバンドとCATV回線の違いです。